
焼かないハンバーグ、想像以上の美味しさ
焼かないハンバーグなんて―― 最初は私もそう思っていました。 「じゅーっ」という音も、肉の焼ける香りも、ハンバーグの醍醐味。 焼き目がなくて静かな“蒸しハンバーグ”なんて、なんだか物足りない。
でも、実際にせいろで作って食べてみて、考えが一変しました。
ふわふわで、ジューシーで、しかも失敗しない。 中までちゃんと火が通るのに、固くならない。
フライパンで焼いたハンバーグが中まで火が通らなかったとき、どうしてますか? 電子レンジで温め直すと、せっかくの肉汁はこぼれてカッチカチ。
せいろなら、それがない。 ふんわり優しく蒸気で包まれて、何度温めてもずっとふわふわ。
しかも、フライパンのように油が跳ねないから、コンロ周りの掃除がラク。 油も使わないからヘルシーで、後片付けも簡単。
「焼かないハンバーグって、こんなに美味しくて快適なの?」 そう驚いた、私の体験を紹介します。
レシピ|蒸籠で作るチーズ煮込み風ハンバーグ
材料(2〜3人分)
・合いびき肉…400g
・玉ねぎ…1/2個(みじん切り)※バター・ニンニク・ローズマリーで炒めて冷やしておく
・卵…1個
・パン粉…大さじ6
・牛乳…大さじ6
・塩…小さじ1
・コショウ・ナツメグ…各適量
・スライスチーズ…人数分
・トマトソース…適量
・バジルの葉…数枚
・クッキングシート…適量(受け皿代わり)
作り方
1.ボウルに合いびき肉、炒めた玉ねぎ、卵、パン粉、牛乳、塩、コショウ、ナツメグを入れ、粘りが出るまでよく混ぜる。
2.ハンバーグを成形し、クッキングシートを敷いた蒸籠に並べる。
3.ハンバーグの上にトマトソースをたっぷりかけ、バジルの葉をのせる。
4.スライスチーズをのせる。
5.蒸気の上がった鍋に蒸籠をセットし、中火で15分ほど蒸す。
6.火が通ったら完成。チーズがとろけてソースとなじみ、ジューシーな仕上がりに!
ここがポイント!
・バターと香草で炒めた玉ねぎがコクを生む
冷ましてから加えることで、肉ダネが緩くならずまとまりやすくなります。
・チーズ×トマトソース×バジルでイタリアン風に
スライスチーズをのせて一緒に蒸せばとろ〜り濃厚。トマトソースの酸味とバジルの爽やかさが加わって、まるで煮込みイタリアンハンバーグ!
・クッキングシートで後片付けも楽に
クッキングシートを敷いておくと、食材がせいろに接触しないため洗い物もラクになります。
まとめ|焼かないハンバーグ、想像以上の美味しさ
「じゅーっ」と焼かないハンバーグなんて…と思っていた私が、
実際にせいろで作ってみて驚いたのは、
ふわっとやさしく、でも肉のうま味がぎゅっと詰まった仕上がりでした。
トマトソースとチーズ、バジルで煮込み風に仕上げれば、
まるでレストランで食べるイタリアンハンバーグ。
しかも失敗知らずで、洗い物も少なく、何よりヘルシー。
「蒸す」という選択肢、まだ試したことがない方にこそ、
一度体験してみてほしい。
焼かないことで見える、ハンバーグの新しいおいしさがあります。
応用編:チーズINハンバーグもおすすめ!
せいろを使えば、中にチーズを包み込んだ「チーズINハンバーグ」も簡単。
フライパンで焼くと、チーズがはみ出したり、中まで火が通らなかったりと意外と難しいですが…
蒸籠なら、破裂せずふわふわのまま火が通る!
とろけたチーズが中からあふれ出す瞬間は感動ものです。
ハンバーグの可能性をもっと広げてくれる「蒸す」という調理法、
ぜひいろんなアレンジで楽しんでみてください。