「中華せいろ」は蒸し料理を作るための便利な調理器具ですが、蒸すだけの使い方では少しもったいないかもしれません。今回の記事では、中華せいろをさらに活用する「蒸の活用術」を提案します。
新しい活用術の紹介
基本的に中華せいろで調理をする際は鍋でお湯を沸かしてその蒸気を使って鍋の上にせいろを乗せて調理します。お湯を沸かして蒸すだけでなく、せいろの下の鍋で味噌汁や煮物を調理しながら蒸気を活用することで、同時に別の料理を作ることができます。これにより調理の効率化と省エネを実現!
具体的な手順
それでは実際に中華せいろを使って、琢汁と蒸し料理を同時に調理する手順を写真付きでご紹介します。この方法をマスターすれば、忙しい日でも手軽に品数豊富な食卓を用意できますよ!
まずは鍋の物から調理開始してください。鍋に豚汁の具材を入れて炒めます。火が通ったら出汁を加えて加熱します。味噌は蒸しものが完成し、一番最後に入れますのでここまでにしておきましょう。
次は酒蒸しを作ります。中華せいろには少し深さをつけるようにキッチンペーパーを敷いて、そこにネギを敷き詰めてタラの切り身を載せました。上から日本酒を振っておきましょう。下に敷く野菜はキャベツでも構いませんが今回は魚の臭みを消すためにネギの青い部分を使っています。
中華せいろは2段使用します。一番上の段では豆腐を蒸します。意外と豆腐は蒸すと美味しいのです。一つ手間をかけるとしたら豆腐は一晩冷蔵庫で重石などを載せて水抜きをするともっちりとした面白い食感になります。こちらは蒸しあがってから味付けをしていきます。
上記の写真のように今回はネギとカニカマと中華スープの素などを使ったあんかけを作って出来上がった豆腐にかけました。
まとめ
このような中華せいろの使い方で、味噌汁や煮物を煮込むタイミングで蒸し料理も同時に仕上げることができます。蒸気を無駄なく活用することでエコにもなり、調理時間の短縮が可能です。特別な道具を用意する必要もなく、普段の鍋に重ねるだけで一品プラスできる手軽さも魅力です。忙しい日でも手間をかけずに効率よく調理ができる中華せいろ、ぜひ活用してみてください!