
ジュウ〜ッと音を立てる鉄板に、溶き卵とナポリタン。これぞ昭和のごちそう。
ケチャップの甘酸っぱい香り、赤ウインナーの鮮やかな色、太めのパスタに絡む濃厚なソース。ひと口食べれば、懐かしさと満足感がじんわり広がります。
ナポリタンは戦後日本で生まれた“洋食”の一種ですが、鉄板で提供するスタイルは、特に名古屋の喫茶店文化で定番。熱々の鉄板に卵を流し、その上にナポリタンをドン!という演出は、見た目にも音にも香りにもワクワクが詰まっています。
今回は、そんな「鉄板ナポリタン」を家庭でも手軽に再現できるレシピをご紹介します。コツは、太めのパスタとじっくり炒めたケチャップソース、そして仕上げのバターと卵の香ばしさ。お好みで粉チーズやタバスコを添えれば、もうそこは喫茶店のテーブル!
材料(2人分)
・パスタ(太め/今回は2.2mm)…200g
・玉ねぎ…1/2個
・ピーマン…2個
・赤ウインナー…4〜5本
・サラダ油…大さじ1
・バター…10g
・卵…2個
・塩こしょう…少々
A:合わせ調味料
・ケチャップ…大さじ4
・牛乳…大さじ3
・中濃ソース…小さじ1
・砂糖…小さじ1
・しょうゆ…小さじ1
・コンソメ(顆粒)…小さじ1
作り方
1.パスタを茹でる
塩を加えたたっぷりのお湯で、パッケージの表示よりやや長めに茹でます(やややわらかめがおすすめ)。湯切りしておく。
2.材料を切る
玉ねぎは薄切り、ピーマンは細切り、赤ウインナーは斜めにカット。レトロ感を出すなら「赤ウインナー」は外せません!
3.合わせ調味料を作る
Aの材料をすべて混ぜておきます。ケチャップの酸味をまろやかにする牛乳と砂糖がポイント。
4.具材を炒める
フライパンにサラダ油を熱し、玉ねぎ・ピーマン・ウインナーを中火で炒めます。
5.調味料を加える
具材に火が通ったら、Aの調味料を加えてしっかり炒めます。ケチャップの酸味が飛ぶまで炒めると、味がぐっとまろやかに。ツンとした香りがなくなったらOK。
6.パスタとバターを加える
茹でたパスタを加え、全体にソースが絡むよう炒めたら、最後にバターを加えてコクをプラス。
7.鉄板で仕上げる
熱した鉄板に油(分量外)をひき、溶き卵(2個分)を流します。卵の縁が固まり始めたら、ナポリタンを山盛りに。音も香りも喫茶店そのまま!
8.仕上げ
お好みで粉チーズやタバスコを添えて召し上がれ。
熱々の鉄板とケチャップの香りが、きっと心まであたためてくれます。あの頃の喫茶店の味を、おうちで再現してみませんか?