
柔らかく煮込んだ角煮とふっくら蒸し上がった割包(中華蒸しパン)を合わせた「角煮バーガー」は、一度食べるとやみつきになる贅沢な一品。今回は、角煮を煮込む鍋の蒸気を利用して割包を蒸すという効率的な調理方法を紹介します。中華せいろを使えば、同時に二つの料理が完成!時間を有効活用しながら、本格的な味わいが楽しめます。
手順
材料
角煮
- 豚バラ肉ブロック…600g
- 水…1L
- 砂糖…80g
- 醤油…80ml
- お好みでネギの青い部分、スライスした生姜(日本風)や八角、シナモン(中華風)
割包(中華蒸しパン)
- 強力粉…150g
- 薄力粉…50g
- ラード…大さじ1
- 砂糖…大さじ2
- ドライイースト…小さじ1
- 塩…小さじ¼
- ぬるま湯(約40℃)…100ml
作り方
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豚バラ肉の下茹で 豚バラ肉を大きめの鍋に入れ、30分ほど下茹でします。この間に割包の生地を準備します。
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割包の生地を作る ボウルに強力粉、薄力粉、ラード、砂糖、ドライイースト、塩を入れます。そこにぬるま湯をドライイーストを目がけて注ぎ、箸などで粉っぽさがなくなるまで混ぜます。粉がまとまったら手で5分ほどこね、表面が滑らかになったらラップをして30–60分発酵させます。生地が2倍に膨らんだら一次発酵完了です。
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角煮の煮込み 下茹でした豚肉を取り出し、別の鍋に砂糖を入れて加熱し、カラメル色になったら水を1L加えてよく混ぜます。この時、鍋が高熱になっているので火を止めてから水を入れると安全です。砂糖が溶けたら醤油、豚肉、お好みの香辛料や薬味を加え、蓋をして弱火で60分煮込みます。
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割包の成形と二次発酵 一次発酵が終わった生地を6等分し、丸めます。麺棒で楕円形(約7cm×12cm)に伸ばし、片面にサラダ油を塗って半分に折りたたみます。ラップをかけて15分ほど二次発酵させます。
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せいろで割包を蒸す 二次発酵を終えた生地をせいろに並べ、角煮を煮込んでいる鍋の上にせいろをセットします。鍋の蒸気を利用して10分蒸します。蒸し終えた後、すぐにせいろの蓋を開けず、しばらく置いてふっくらと仕上げます。
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角煮の仕上げ 煮込んだ角煮に串がスッと通るほど柔らかくなったら取り出します。煮汁を煮詰めて水分を飛ばし、とろみをつけてソースを作ります。辛いソースが好みなら唐辛子やニンニクを加えたり、紹興酒で深みを出しても美味しいです。
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盛り付け 角煮を好みの厚さにカットし、蒸しあがった割包に挟んで完成です。お好みでネギやキュウリの千切りを添えると、さっぱりとしたアクセントになります。
中華せいろ活用術の魅力
角煮を煮込む鍋の蒸気を活用して割包を蒸すこの方法は、時間もエネルギーも無駄にせず、非常に効率的です。また、角煮をじっくり煮込む間に割包を発酵させる時間も確保でき、双方の調理プロセスが自然と調和します。結果として、ふっくらと蒸し上がった割包と柔らかい角煮が同時に仕上がるので、一度に二品完成する満足感も味わえます。
まとめ
中華せいろを使った効率的な調理方法で、贅沢な「角煮バーガー」をぜひ試してみてください。家庭で手軽に作れるとは思えないような、ふわふわの割包ととろける角煮の絶品ハーモニーが楽しめます。
さらに詳しい作り方やポイントは、こちらのYouTube動画もチェックしてみてください!わかりやすく解説していますので、初めての方も安心して取り組めますよ。