
暑い夏こそ、つるっと食べられる一杯を。
いりこの香ばしいだしに、味噌とピーナッツバターのコクを加えた冷製スープ。
焼き塩サバとたっぷりの薬味をのせた、さっぱりだけどしっかり満足できる「冷や汁ラーメン」をご紹介します!
冷や汁ってどんな料理?
「冷や汁(ひやじる)」は、宮崎県を代表する郷土料理のひとつ。
味噌とだしを合わせた冷たい汁に、きゅうりや豆腐、しそなどを加え、麦飯にかけて食べるのが伝統的なスタイルです。
昔から、暑い夏でも食欲を落とさずに栄養を摂れる知恵として親しまれてきました。
ラーメン仕立てでより食べやすく!
今回はその冷や汁を、中華麺にかけて“ラーメン仕立て”にアレンジ。
冷たいスープとツルツルの麺は相性抜群で、より食べやすく、満足感もアップ。
さらに、香ばしく焼いた塩サバをトッピングすれば、味もボリュームも申し分なし!
お米で食べる冷や汁とはまた違う、新しい美味しさを楽しめます。
材料(2人分)
スープ
・いりこ(頭と腹わたを取ったもの)…40g
・味噌…110g
・ごま…大さじ1
・ピーナッツバター(無糖)…大さじ1
・鶏がらスープの素…小さじ1
・お湯…600ml
・木綿豆腐…1/2丁
・おろししょうが…少々
麺
・中華麺(細麺)…2玉
トッピング
・焼き塩サバ…1切れ(骨を除き、ほぐす)
・木綿豆腐…1/2丁(角切り)
・きゅうり…1/2本(輪切り)
・みょうが…少々(輪切り)
・青じそ(大葉)…2~3枚(千切り)
・トマト…1/2個(角切り)
作り方
1.下準備(いりこ・ごま)
いりこは頭と腹わたを取り除き、フライパンで乾煎りして香ばしさを引き出す。
ごまも軽く炒って香りを立たせておく。
2.スープを作る
炒ったいりこ・ごま・味噌・ピーナッツバター・鶏がらスープの素・おろししょうが・お湯・豆腐(1/2丁)をすべてミキサーにかけてなめらかに撹拌。
ボウルに移して冷蔵庫でしっかり冷やす。
3.塩サバを焼く
炭火で焼くと香ばしさが格別。ご家庭ではグリルでOK!
焼き上がったら骨を除き、身をほぐしておく。
4.麺を茹でて冷やす
中華麺を表示通りに茹で、冷水でしっかりしめて水気を切る。
5.具材の準備
きゅうり・みょうがは輪切り、青じそは千切り。
トマトと豆腐(残りの1/2丁)は角切りにする。
6.盛り付け
器に麺を盛り、冷やしたスープを注ぐ。
その上に、焼き塩サバ・豆腐・きゅうり・みょうが・しそ・トマトを彩りよくトッピングして完成!
ポイント
・いりこは炒ってから使うことで、香ばしさがぐっと引き立ちます。
・ピーナッツバターで冷や汁にまろやかなコクをプラス。
・塩サバは香ばしくしっかり焼いて。スープと絡むとまるで冷やしお茶漬けのようなごちそう感。
・トッピングの薬味が全体をさっぱりとまとめてくれます。
まとめ
冷や汁の素朴な美味しさとラーメンのつるっと感、香ばしいサバの贅沢さが一体となった一杯。
冷や汁好きはもちろん、冷やしラーメン好きにも試してほしい夏のごちそうです。
おうちでちょっと特別な“涼”を楽しんでみてくださいね!