
じっくり煮込む必要があるからこそ、頻繁には作れない牛すじのラグーソース。でも、一度にたっぷり仕込んでおけば、パスタはもちろん、ドリアやミートパイ、冷やしたピーマンにのせても絶品。アレンジ自在で、食卓のバリエーションがぐっと広がります。野菜はフードプロセッサーで一気に刻めば、下ごしらえもぐっと楽に。
今回はそんなラグーソースを、牛すじ肉を使ってさらにコク深く仕上げるレシピをご紹介します。
材料(作りやすい分量)
-
牛すじ肉 500g
-
玉ねぎ 1個
-
ニンジン 1本
-
セロリ 1本(葉も使う)
-
ニンニク 1かけ
-
赤ワイン 200ml
-
トマトペースト 大さじ2
-
タイム 1本(または乾燥小さじ1)
-
ローリエ 1枚
-
塩こしょう 適量
作り方
-
牛すじ肉と野菜をそれぞれフードプロセッサーでみじん切りにする。均等にカットできるよう、最初にすべてをざっくりと同じ大きさに切っておくとよい。
-
まずは野菜(玉ねぎ、ニンジン、セロリ、ニンニク)をフードプロセッサーで細かく刻む。次に牛すじ肉もフードプロセッサーでミンチ状に。牛すじは繊維が強いため完全には均一に刻めないが、それがまたゴロゴロ感のあるワイルドな食感になる。
-
牛すじに塩こしょうをふり、油をひかずにそのまま鍋で炒める(脂が多いため)。あまり混ぜすぎず、ハンバーグを焼くようなイメージでしっかり焼き目をつける。
-
焼き目がついたら軽くほぐしながら全体に火を通し、いったん鍋から取り出す。鍋に残った余分な脂はペーパーなどで取り除く(鍋は洗わない)。
-
同じ鍋で刻んだ野菜を炒める。塩をひとつまみふり、焦がさないようにしっかり水分を飛ばす。
-
野菜の水分が飛んだら肉を鍋に戻しトマトペーストを加えて全体になじませ、香りが立つまで炒める。
-
赤ワインを加え、アルコールを飛ばすように炒める。水分がある程度飛んだら、水をひたひたになるまで注ぐ。
-
タイム、ローリエ、セロリの葉などを加え、ふたをして弱火で約3時間じっくり煮込む。
-
水分が多ければふたを外してさらに煮詰める。仕上げに塩で味を調えて完成。
まとめ:手間をかけるだけの価値がある
手間と時間はかかるけれど、牛すじならではの旨みと食感が詰まったこのラグーソースは、冷凍しておけば忙しい日の強い味方に。パスタに和えるだけでごちそうになるし、ご飯の上にチーズをのせて焼けば即席ドリアに。トーストにのせても、冷たい野菜に添えてもOK。アイデア次第でいろんな楽しみ方ができます。
しっかり煮込んで仕込んだソースが、食卓を豊かに彩ってくれるはずです。週末の仕込み料理として、ぜひ一度お試しください。