パン屋さんで明太フランスを見つけると、つい手が伸びてしまう。
焼きたてに出会えたときの香ばしい香り、カリッとした皮、明太バターの塩気——。
あの幸せを「家で、自分の好きなタイミングで味わえたら最高じゃない?」
そんな気持ちから、このレシピを作りました。
今回は、ゴムベラでやさしくこねるだけで大きな気泡が入り、手も汚れないフランスパン生地、
そして クープが綺麗に開く“表面に薄く油を塗る”テクニック を使った明太フランスです。
パン作り初心者にもおすすめの方法なので、ぜひ焼きたての幸せをおうちで!
こだわりポイント
ゴムベラでこねるだけで“大きな気泡”が入る
フランスパンらしい荒めの気泡は、やさしく混ぜる=グルテンを必要以上に締めないことが大切。
ゴムベラを使えば手も汚れず、生地も過度に締まらないので、家庭でもきれいなクラムが作れます。
クープが開く秘密は“薄く油を塗る”こと
クープの上に油を薄く塗ることで、
・切り込みがスッと開く
・焼き色が美しくつく
という効果があります。家庭オーブンでも仕上がりがワンランク上に。
パンマットを使うと発酵・成形が快適
パンマットは吸湿性があり、生地が扱いやすくなるので
・二次発酵
・分割
・成形
すべてがスムーズ。初心者ほど使うべき道具です。
材料(4本分)
【フランスパン生地】
・リスドオル…250g
・ドライイースト…3g
・塩…5g
・水…175ml
【明太バター】
・明太子…40g
・バター…30g
・マヨネーズ…20g
作り方
①生地作り
1.ボウルにリスドオルと塩を入れ、軽く混ぜる。
2.真ん中をくぼませてドライイーストと水を流し入れ、ゴムベラで中心から混ぜる。
3.まとまってきたら、ボールを回しながら生地を“折るように”10分ほどこねる。
→ 表面が滑らかになればOK。
4.ラップをして、1.5〜1.8倍の大きさに発酵させる。
② パンチ&一次成形
1.パンマットに打ち粉をして生地を取り出す。
2.軽くガスを抜き、三つ折り → 90°回転 → 三つ折り。
3.とじ目を下にして丸め、ボウルに戻して2倍の大きさまで発酵。
③ 分割・ベンチタイム
1.パンマットに生地を広げ、4等分する。
2.表面を張るように丸め、パンマットをかぶせて15分休ませる。
④ 成形(バゲット)
1.とじ目を上にし、手のひらで軽くガスを抜く。
2.折りたたむ
・手前から1/3を折って押さえる
・向こう側から1/3を折って押さえる
・さらに向こう側から二つ折りにしてしっかりとじる
3.とじ目を下にして軽く転がし、約20cmに伸ばす。
4.パンマットで波形を作って並べ、室温(約25℃)で50分発酵。
※乾きやすい場合は、パンマットの上に固く絞った布巾をかける。
⑤ 焼成
1.生地を取り板などで移して天板へ。
2.ストレーナーで粉をふるい、
クープをセンターに1本入れ、薄く油を塗って霧吹きをする。
3.230℃に予熱したオーブンで15分焼く。
⑥ 明太バター作り
1.ボウルにバター(常温)を入れてよく練る。
2.明太子とマヨネーズを加え、なめらかになるまで混ぜる。
⑦ 仕上げ
1.焼けたフランスパンに切り込みを入れ、
明太バターを中にも外にもたっぷり塗る。
2.180℃に下げて8分焼けば完成!
なぜこの作り方がうまくいくの?(ポイント解説)
・ゴムベラで混ぜると気泡が潰れない
手で強くこねるとグルテンが締まり、気泡が小さくなりやすい。
ゴムベラだと力が均一に入りすぎないため、フランスパン特有の縦に伸びる気泡が生まれます。
・クープに油=綺麗に開く仕上がりに
油の膜が“蓋”のように働き、クープの開きが安定します。
家庭用オーブンで不足しがちな“ハードパンのめくれ”を再現できるテクニック。
・パンマットは湿度調整のプロ
マットが余分な湿気を吸ってくれるので、
生地が扱いやすく、発酵も安定し、仕上がりが変わります。
失敗しにくいコツ
・生地がベタつく場合:打ち粉は最小限。こねすぎない。
・クープが開かない:切り込みを浅くしすぎていないか、油が塗れているか確認。
・焼き色が薄い:後半1〜2分だけ温度を上げると調整可能。
まとめ:焼きたての幸せをおうちで
パン屋さんで出会う焼きたて明太フランスの感動を、
おうちでも再現できるレシピです。
ゴムベラで気軽に作れるのに、本格的な仕上がり。
焼きたてを頬張る幸せをぜひ味わってください!

